原因別対処 その1

花粉がアレルゲンのとき

花粉がアレルゲンとして働いている場合ですが、わたしたちの国では、外国にくらべて、花粉症が少ないとされてきました。

たしかに、アメリカのぶたくさによる枯草熱や、ぜんそく患者の数にくらべる、幸いその数は少ないのが事実だそうです。

しかし検索法が進歩したためか、あるいはその原因もあるかもしれませんが、いずれにしても、わたしたちの国でも花粉によるぜんそく、あるいは季節性のアレルギー性鼻炎の患者がだんだん増えてきていました。

花粉のうちでも虫が媒介するものでなく、風によって運ばれる風媒花の花粉が問題になります。

これを大別すると、木・草よび雑草ということになりますが、それぞれ開花する時期に特徴があり、また地域によっても違います。

栄養強化剤~カルシウム 2

既存添加物としては焼成カルシウム(うに殻、貝殻、骨、造礁サンゴ、乳清、卵殻)、未焼成カルシウム(貝殻、骨、サンゴ、真珠層、卵殻)などがあります。

乳酸カルシウムは、水に溶けやすく(溶解度:5.Og/100ml、カルシウム吸収の優れた食品添力口物で、パン、菓子、小麦粉、調製粉乳、豆腐、みそ、漬物のカルシウム強化に用いられます。
調味料や膨張剤としても用いられるほか、果実缶詰などの果肉の身くずれ防止にも用いられます。

使用基準により、特別用途食品を除きカルシウムとして食品の1.0%以下にすることとされています。
JECFAによる安全性評価で、ADlは「制限しない」とされています。


焼成カルシウムは、うに殻、貝殻、骨、造礁サンゴ、乳清、卵殻を1000℃以上で焼成して製造される既存添加物で、うに殻、貝殻、造礁サンゴおよび卵殻の主成分は炭酸カルシウム、骨および乳清の主成分はリン酸カルシウムです。

JECFAによる安全性評価で、ADlは「制限しない」とされています。

栄養強化剤~カルシウム

ミネラル類のうち最も摂取量が多いのはカルシウムで、平成12年の1日厚生省の調査では497mg/日と報告されています。

カルシウムの強化剤として用いられる添加物には、指定添加物として、クエン酸カルシウム、グリセロリン酸力ルシウム、グルコン酸力ルシウム、L-グルタミン酸カルシウム、乳酸カルシウム、パントテン酸カルシウム、塩化カルシウム、炭酸カルシウム、ピロリン酸二水素カルシウム、硫酸カルシウム、リン酸三カルシウム、リン-水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、ステアリン酸力ルシウムなどがあります。

栄養強化剤~その他のL-アスコルビン酸 2

L-アスコルビン酸パルミチン酸エステルは、L-アスコルビン酸ステアリン酸エステルと同じように使用されます。

酸化防止効果もL-アスコルビン酸ステアリン酸工ステルと同等ですが、分子量が小さいため同じ量を用いた場合はL-アスコルビン酸パルミチン酸工ステルのほうが強い効果を示します。

JECFAによる安全性評価で、ADlは1.25mg/kg/日と設定されています。


L-アスコルビン酸カルシウムは、平成20年4月に許可された指定添加物で、ビタミンCとカルシウム両方の栄養補給効果をもつ栄養強化剤です。

JECFAによる安全性評価で、ADlは「特定しない」とされています。

栄養強化剤~その他のL-アスコルビン酸

L-アスコルビン酸ナトリウムは、L-アスコルビン酸に炭酸水素ナトリウムを作用させて製造したもので、用途はL-アスコルビン酸とほぼ同様です。
L-アスコルビン酸のように酸味がなく、水に溶けやすいことから使いやすい場合もあります。

JECFAによる安全性評価で、ADlは「特定しない」とされています。

L-アスコルビン酸ステアリン酸エステルは、アスコルビン酸にステアリン酸をエステル結合させたもので、ビタミンCの作用や酸化防止の作用を有する上、親油性であるため、油脂、バター、チーズ、食肉製品、魚肉ねり製品、ピーナッツバターなど油脂類や脂肪を含む食品に使用されます。

JECFAによる安全性評価で、ADIは1.25mg/kg/日と設定されています。

栄養強化剤~ビタミンC=L-アスコルビン酸 2

L-アスコルビン酸は懐血病(scorbutic)の治療に用いられたことから、その名称は「a(抗)・scorbutic(壊血病の)、acid(酸)」に由来しています。
ブドウ糖を原料こして工業的に製造されます。

L-アスコルビン酸は、ビタミンCの補給を目的としてジュース、スポーツ飲料、果物の缶詰、キャンデーなどに用いられます。
ビタミンCの栄養所要量は50mg/日ですが、加工食品からのビタミンCの1日摂取量は、成人(20~64歳)で113mgです。

JECFAによる安全性評価で、ADIは「特定しない」とされています。

栄養強化剤~ビタミンC=L-アスコルビン酸

栄養強化剤として用いられるビタミン類のうち最も摂取量の多いのがビタミンC(L-アスコルビン酸)です。
厚生労働省の調査では、加工食品からのビタミンCの摂取量は113mg/日と報告されています。

L-アスコルビン酸は、水溶性のビタミンで、ビタミンCの栄養強化や酸化防止の目的で使用されます。
L-アスコルビン酸のほかL-アスコルビン酸2-グルコシド、L-アスコルビン酸ステアリン酸エステル、アスコルビン酸ナトリウム、L-アスコルビン酸パルミチン酸エステルなども用いられます。

平成20年には、L-アスコルビン酸カルシウムも食品添加物として指定されました。

栄養強化剤

私たちは、健康を維持・増進するために種々の食品を摂取し、生命活動に必要な栄養素を体内に取り入れています。

これらの栄養素を食品から摂取することは当然のことですが、仕事などの関係で食事が不規則になったり、食事の好き嫌い、あるいは無理なダイエットなどによって必要な栄養素が不足する場合があります。

また、加工食品の製造時に流出したり、加熱により分解して失われる場合もあります。
このように不足した栄養素を補給する目的で使用されるのが栄養強化剤で、ビタミン、ミネラルおよびアミノ酸などがあります。

ちなみに最近、サプリメントを利用する人が増えていますが、サプリメントに使用されるビタミンやミネラルはすべて栄養強化剤です。

防かび剤~チアベンダゾール 2

チアベンダゾールをかんきつ類に使用する場合は、チアベンダゾールを混ぜたワックスエマルジョンに果実を浸漬させる方法が一般的です。
バナナに使用する場合は、チアベンダゾールを含む鉱油のエマルジョンに浸潤させるか、収穫時にスプレーする方法が用いられます。

チアベンダゾールの1日摂取許容量(ADI)は0.1mg/kg/日と設定されていますが、平成16年の地方衛生研究所6機関の調査によると、チアベンダゾールの一日摂取量は0.00005mg/日/人でした。

このように、防かび剤は輸入かんきつ類やバナナに使用されますが、可食部への残留はほとんど認められないことから、安全性には問題はないものと考えられます。

防かび剤~チアベンダゾール

チアベンダゾールは、かんきつ類やバナナに使用される防かび剤で、かんきつ類では残存量として0.010g/kg以下、バナナでは0.0030g/kg以下、バナナの果肉では0.0004g/kg以下と設定されています。

チアベンダゾールは、広い抗菌スペクトルをもち、多くのカビ類に有効なことから、植物の病気の抑制に用いられています。

かんきつ類の防かび剤として、ジフェニルやオルトフェニルフェノールが使用されていますが、これらの防かび剤は軸腐れ病や緑カビ病に対して効果が乏しいことからチアベンダゾールが追加して指定されました。

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